ヨシナガムチゴケとケクラマゴケモドキに含まれるテルペン
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概要
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野外採集したヨシナガムチゴケ(Bazzania yoshinagana)のEt_2O抽出物より,2-hydroxy-cuparene(1),albicanol(2),albicanyl3,4-dihydroxycinnamate(3)を単離した。このことから,ヨシナガムチゴケは,Bazzania属の3つのグループのうち,B.japonicaと同じグループに属することが示唆された。また,ケクラマゴケモドキ(Porella fauriei)からは,drilneninol(4),cinnamolide(5),dihydrocinnamolide(6),polygodial(7)が単離され,ケクラマゴケモドキに含まれるセスキテルペンが,P.roelliiと似ていることが示された。
- 帯広畜産大学の論文
- 1999-10-31
著者
-
田崎 弘之
帯広畜産大学生物資源科学科
-
鍋田 憲助
帯広畜産大学農産化学科林産化学究室
-
林田 隆臣
帯広畜産大学生物資源科学科
-
中須賀 いずみ
帯広畜産大学生物資源科学科
-
田崎 弘之
帯広畜産大
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鍋田 憲助
帯広畜産大学農産化学科
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鍋田 憲助
帯広畜産大学・畜産学部
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