廃用性委縮防止のための喉頭マイクロフォンを用いた嚥下回数計測システム
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概要
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本研究では,嚥下機能の低下の原因の一つである嚥下諸器官の廃用性萎縮を防止するために,無拘束かつ長時間計測可能な嚥下回数計測法を開発した.本法では,まず,頚部に装着する喉頭マイクロフォンを用いて口腔音を測定する.食塊が咽頭部を通過する時に発生する嚥下時の口腔音(嚥下音)の時間的特徴を分析して,発声音・嚥下音・いびき・咳などの口腔音と嚥下音を識別する方法を考案した.健常者および嚥下障害患者20名の嚥下回数(全サンプル数1100回)の識別率は90%であり,本計測システムの有効性が示された.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2007-10-04
著者
-
松村 雅史
大阪電気通信大学
-
野原 幹司
大阪大学歯学部附属病院顎口腔機能治療部
-
小谷 泰子
大阪大学歯学部附属病院顎口腔機能治療部
-
小谷 泰子
大阪大学歯学部附属病院 顎口腔機能治療部
-
田中 信和
大阪大学歯学部附属病院 顎口腔機能治療部
-
山下 光美
大阪電気通信大学大学院医療福祉工学研究科
-
松村 雅史
大阪電気通信大学 医療福祉工学部
-
松村 雅史
大阪電気通信大学大学院 医療福祉工学研究科
-
山下 光美
モード学園 大阪医専
-
田中 信和
大阪大学歯学部付属病院
-
松村 雅史
大阪電通大 大学院医療福祉工学研究科
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