MRIによる歯冠部を含む声道と鼻腔の3次元形状の計測

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概要

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本研究では、音声の個人性情報の生成機構を解析するために磁気共鳴映像法(MRI)を用いて声道および鼻腔の3次元形状を計測することを目的とする。特に水分含有量が少ない歯冠部形状を、MRIで撮像可能な薄型の歯冠プレートを用いて声道および鼻腔形状と同時計測する方法を提案する。声帯から鼻腔まで6mm間隔、28スライスの水平面MR画像と尖突から環椎まで4mm間隔、32スライスの冠状面MR画像を計測した。成人男子3名、母音と歯擦子音, s/について、音声と3次元MR画像を計測した。3次元MR画像の計測時間は186秒であった。濃度補間を用いて3次元MR画像より任意断面像を推定し、声道および鼻腔の輪郭抽出を行い、任意の断面形状を推定する方法を提案する。音声の個人性情報に関連する、歯冠形状を含む声道、鼻道、副鼻腔の3次元形状を示し、本手法の有効性を示した。
1994-02-18

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