『源氏物語』の舞楽 : 六条院行幸の賀皇恩
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概要
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『源氏物語』にはさまざまな舞楽が描かれる。舞楽は光源氏の生涯の要所要所で舞われ、准太上天皇となった光源氏の六条院に当帝と先帝が揃う藤裏葉巻末の場面も、そのひとつである。六条院行幸ではかつての紅葉賀の青海波が回想され、桐壺聖代の連想を呼び起こすが、そこで実際に舞われているのは青海波ではなく童舞である。太政大臣の子の見事な賀皇恩の舞は、冷泉帝と太政大臣の結びつきの強さを際だたせている。
- 2007-03-15
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