顔領域抽出のためのしきい値設定法と表情認識の特徴量抽出のための特徴量抽出領域の検討

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本論文では, 顔領域抽出のための「ゴールデンクロス」と「デットクロス」を用いた株価推定法を援用した修正彩度成分のヒストグラムのしきい値設定法を提案する.一般に, 背景から対象物を分離するためにしきい値を設定する際, 画像のヒストグラムを必要し, 検査する.しかし, 元画像から構成されたヒストグラムの形状は一般に多くの雑音を含む.そのため, しきい値を設定する前に, 移動平均によって, ヒストグラムに対して平滑化処理を行っている, ここで, 移動平均のマスク幅と反復回数の設定が問題となる.一般に, 適切なマスク幅と反復回数は画像毎に異なる.したがって, マスク幅と反復回数の決定は極めて慎重に行わなければならない.しかし, 本論文では一般に株価の売り買いの時期を判断するために使用される「ゴールデンクロス」と「デットクロス」という2つの特徴点を修正彩度成分画像のしきい値の設定ために用いる.始めに, 色相画像を基に肌色領域を抽出する, その後, 肌色領域から構成された修正彩度成分のヒストグラムを基に肌色領城から顔領域を抽出する.この段階で, 2つの特徴点間の最低頻度値である修正彩度成分の値をしきい値として設定する.適切なマスク幅と反復回数は同様に実験を通して検討している.本論文の最終章では, 表情認識についても提案を行っている.
工学院大学の論文
2006-10-30

顔領域抽出のためのしきい値設定法と表情認識の特徴量抽出のための特徴量抽出領域の検討

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