プログラムソースコードのための実用的な品質評価枠組み(システム評価・管理技術,<特集>ソフトウェア工学の理論と実践)
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概要
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プログラムソースコードの品質はソフトウェアシステムの開発・保守コストや性能に影響するため,その品質を高い精度で測定/評価する枝術が必要である.これまでに種々の品質測定法が提案されているが,網羅性/総合評価能力を欠くといった問題を持ち,十分に活用されていない.我々は,直接にはC言語によるソースコードを対象とし,その静的な解析に基づいて効率良く内部品質を測定し評価する実用的枠組みを提案する.枠組みは,網羅的な品質メトリクススイート,測定値を正規化し全体から部分まで任意のモジュール単位で評価可能とする集計ツール,評価結果の可視化ツール,評定水準導出ツール,および,導出された具体的な評定水準より構成され,従来の取り組みがかかえる問題を解決あるいは改善する.C言語以外のプログラミング言語に基づくソースコードについても,枠組みを構成するメトリクススイートを部分的に再利用できる.現実の組み込みプログラム集合への適用実験により,ソースコードの特に信頼性,保守性,再利用性および移植性の定量的評価について枠組みを有効利用できることを確認した.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2007-08-15
著者
-
鷲崎 弘宜
国立情報学研究所
-
渡辺 博之
OGIS-RI Co.
-
原田 陽子
株式会社オージス総研
-
波木 理恵子
株式会社オージス総研
-
福岡 呂之
株式会社オージス総研
-
渡辺 博之
株式会社オージス総研
-
鷲崎 弘宜
早稲田大学基幹理工学部情報理工学科
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