トールフェスク(Festuca arundinacea Schreb.)2品種間の競争関係の変化に関わる要因
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概要
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トールフェスクの代表的2品種,ホクリョウとKentucky31は競争力に大きな差異を示すが,両品種の相対的な競争関係は実験条件によって逆転する。本試験は,ホクリョウとKentucky31の競争関係の逆転が,どのような機構によって生じるかを明らかにする目的で,土壌養分3水準,栽植密度3水準,刈取り処理2水準の3要因を組み合わせた競争実験を行った。その結果,(1)ホクリョウは高い生産力を,Kentucky31は刈取り後の高い再生力を示し,この生産力と再生力の間の相対的バランスが両品種の競争関係を決定している主要な要因であること,(2)再生力の競争結果に対する相対的な重要性は,低養分条件や高密度条件とともに高くなることが示唆された。
- 日本草地学会の論文
- 1995-07-30
著者
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