糖尿病による高度視力障害について
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概要
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高度障害保険金の支払事由の一つである高度視力障害の原因疾患は,眼原発疾患を除くと糖尿病性網膜症によるものが最も多い。そこで平成9年から14年の間に高度視力障害で支払対象となった697件のうち糖尿病性網膜症が原因と考えられた224例(32%)を対象として,引受時の詳細を検討した。加入者の中で条件対のものは16例(7%)であり,そのうち少なくとも10例は尿糖・糖尿病で条件体として加入していた。697例のうち加入から糖尿病発症までの期間は5年未満が65例にすぎず,現在加入児の診査・検査精度でこれらを選択排除することは困難である。しかし,加入時に糖尿病であることが判明して条件体で引き受ける場合には,高度視力障害のリスクを念頭において視力障害不担保をつけることが有効であると考えられた。
- 2005-09-17
著者
-
泉 泰治
第一生命保険相互会社
-
泉 泰治
千早病院
-
福井 堅二
第一生命保険相互会社
-
吉丸 晶秀
第一生命保険相互会社
-
福井 堅二
第一生命保険株式会社
-
泉 泰治
第一生命
-
泉 泰治
第一生命保険株式会社
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