個人健康診断結果通知書扱危険選択上の問題点と今後の課題
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概要
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近年,被保険者の職場検診や人間ドックなどの資料そのものを医的査定に利用する機会が多くなった。当社ではこういった選択方法を個人健康診断結果通知書扱い(個人健通扱い)と呼び,検診結果などを個人健通と呼んでいる。今回,われわれは約1,800枚の個人健通を点検し,検診項目,項目ごとの有所見率,条件付与率などを調査し,生命保険の引受時の選択手段としての個人健通扱の有用性,及び利用上の留意点について検討した。その結果,個人健通扱いでは,血圧,尿糖,血糖値の有所見率が有意に低く,恣意的に選択手段が選別されているものと思われた。また,総合判定欄のみで判定せず,記載された各項目について詳細に検討を加えることが条件体の選別には重要であることが明らかになった。
- 日本保険医学会の論文
- 2004-06-17
著者
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