新しい診断基準と危険選択「精神疾患におけるDSM診断と危険選択」
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概要
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DSMと呼ばれるアメリカ生まれの精神疾患の診断基準がわが国でもポピュラーになりつつある。しかし,DSMは医学分野の他の診断基準とはまったく異なり,症状のみにより分類する診断基準である。そのためDSMはその成り立ち・使用法を熟知していない者にとっては精神疾患の本質を見損ないやすい。すでにわが国でもDSM診断による病名が一人歩きして社会のさまざまな局面で誤解を与えており,保険医学に従事するものにとってもDSMの正しい理解が必要である。
- 2005-12-17
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