ランダム曲面の性質と新しい曲面モデルの提案 : ガウス分布の回転体によるユニバーサルなランダム曲面モデル(低消費電力/耐ノイズ・ばらつき設計(2),システムオンシリコン設計技術並びにこれを活用したVLSI)
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概要
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我々は先の論文において、2次元拡張したルジャンドル多項式によるランダム曲面モデルを提案した。このランダム曲面モデルにより、LSI設計でのシステムばらつきの考慮を、極めて簡単な形式で処理することが可能になった。本論文では、そのランダム曲面モデルの特性を詳しく調べた。その結果、数式の次数により、固有の性質があることが分かった。また、曲面の適用区間が[-1,1]の有限空間であることによる制約も分かった。このモデルは極めて効率的な半面、多項式であるが故の制約や固有な特性も持っており、一様性や無限空間の表現において限界があった。そこで本論文の後半では、ガウス分布の回転体を原理としたランダム曲面モデルを紹介する。このモデルは一様性や無限空間の表現において有益であり、数学的性質も極めて良いことが分かった。
- 2007-03-02
著者
-
増田 弘生
Mirai‐selete
-
大川 眞一
(株)ルネサステクノロジデバイスip開発部:早稲田大学大学院情報生産システム研究科
-
大川 眞一
株式会社ルネサステクノロジ
-
増田 弘生
株式会社ルネサステクノロジ
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