9.日本農業の将来と企業型農業経営
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概要
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農業生産の場である農地は,その国の人間の生活環境を守るという重要な機能を持っており,この機能を代わって果たしてくれるものは,今日の人類社会にはないと考えてよい。その農業が日本では,まさに滅びようとしている。滅びることは日本人の生活の場を保証してくれている環境がなくなることを意味するわけであるから,まことに重大な問題である。この日本農業が生き残るためには,資本主義経済体制下における産業として生きていけなければならない。この為には,従来の家族型農業経営ではなく,企業型農業経営になる必要がある。株式会社もその形態に含めた農業生産法人になるべきである。それが可能になれば,後継者が無いために農業から脱落していく農家の農地を集約することも可能になり,他産業の経営に伍していける農業経営も可能である。その結果,日本の農業も滅びることなく,日本人の生活環境を守るという機能も果たせることになる。
- 1997-03-31
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