建設業界の特性を反映した大学安全衛生教育システムの構築と実践

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概要

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工学分野における災害リスク特性は、その産業分野ごとに異なる。例えば建設業の労働災害死亡者は全産業の約4割を占める。この原因は建設作業が屋外で大規模であること、高所作業を伴うこと、重機械を使用すること等が挙げられる。このため、建設業ではこの特性を重視した安全衛生管理活動が展開されている。そこで、筆者らは工科系大学における安全衛生活動では、こうした産業分野で運用されている安全衛生管理活動を反映した安全衛生教育体制を構築し実践することが肝要であると考えた。本文は建設業における安全衛生管理手法を大学安全衛生教育活動にとり入れたシステムの構築と3年間にわたる安全衛生活動を紹介するとともに、教員や学生にとって、より実践的な安全衛生管理活動の質の向上のための改善検討について述べたものである。
金沢工業大学の論文
2007-03-01

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