カボス果皮粉末食投与がラットの成長および血清成分に及ぼす影響

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概要

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カボス果皮の粉末をセルロースの代わりに飼料に添加し、ラットの成長、臓器重量、血清各種成分に及ぼす影響を検討した。その結果、対照群、成熟カボス果皮群および未熟カボス果皮群ともに、順調に成長し、体重による成長速度に差は認められなかった。臓器重量においても各群の間に差は認められなかった。また、血清アルブミン値や血糖値、肝機能の指標酵素であるALTやAST活性にも差は認められなかったことから、カボス果皮の摂取は、蛋白質、糖質代謝や肝機能に影響を与えないことが示された。血清中性脂肪、リン脂質、総コレステロール濃度でも対照群とカボス果皮粉末食群で差は認められなかったが、リポ蛋白質分画では、カボス果皮粉末食群でHDLの割合が有意に増加し、VLDLとLDLが低下傾向を示した。
2006-02-15

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