茶葉からの緑茶浸出条件と浸出液中の成分量
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概要
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乾燥茶葉からの緑茶浸出条件を検討した。浸出条件の違いによる成分の浸出率試験から、成分の浸出率に大きく影響を与えるのは、ビタミンCでは注水温度よりもむしろ浸出時間、カテキンでは注水温度・浸出時間の両方であることが分かった。また、90℃熱水・5分間の浸出回数試験から、1煎目に最も高い割合で水溶性成分の浸出が進み、3前日まででビタミンCは100%、カテキンは90%近く浸出することが分かった。市販のペットボトル入り緑茶飲料と五訂日本食品標準成分表掲載の煎茶浸出液との成分量比較では、ペットボトル入り緑茶飲料は、ビタミンC含量で煎茶浸出液の約2倍、カテキン含量で約70%という結果であった。ビタミンC含量が高いのは、このビタミンが酸化防止剤として添加されているためである。
- 2006-02-15
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