保存条件の違いによる緑茶葉の成分含量の変化について
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概要
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緑茶葉の採取時期別の一番茶、二番茶、三番茶について、茶葉乾製品の水分、ビタミンC及びカテキンの各含有量を測定した。水分含量は、採取時期別では変化なくいずれも3.0%前後であった。ビタミンC含量は、一番茶577mg%、二番茶537mg%、三番茶465mg%であり、茶葉の採取時期が遅くなるほど、減少した。一方、カテキン含量は、一番茶13.5%、二番茶・三番茶17.0%程度であり、一番茶で少なかった。保存条件の違いによる茶葉乾製品の成分含量の変化に関する試験を行った。その結果から、緑茶葉の保存には、アルミニウムのようなガス遮断性の高い包装材を用いた袋に茶葉を入れ、密封し、冷蔵庫のような低温(5℃)状態で保存することが、味や品質の保持に適していることがわかった。さらに、アルミニウム製袋内の空気を窒素ガスで置換することで、品質がなお一層良好に保たれることもわかった。
- 別府大学の論文
- 2005-02-15
著者
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