保育者の現職研修と大学院教育
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概要
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2004年4月現在,本学が開設した昼夜開講制大学院に入学した保育所保育士および幼稚園教諭は15名となった。1期生である修了生7名を対象にインタビュー調査を,昼夜開講制修了・在学生全15名を対象にアンケート調査を実施した。その結果, 1)有効回答者11名は,大学院進学の目的によって,「研究志向型」,「実践改良型」,「チャレンジ志向型」の3類型に分けられ,大学院教育への満足度や得たものに違いがあることがわかった。2)大学院教育が現職保育者の研修の場として機能するには,(1)実生活の具体から出発し,具体の要素に見られる根源的要因の共通性に気付かせるような実践と理論を融合した授業,(2)研修とは異なる大学教員の専門性に基づく系統だった授業,が不可欠であることが理解された。
著者
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