Webアプリケーション方式による画像診断連携システムの開発(病院情報システム/画像表示)
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概要
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近年、診療所において、医療情報の共有に対するニーズの高まりが見られる。その中でも特に、診断において重要度の高い医用画像について、その共有化が急がれる。この問題への対応は、病院レベルでは、いわゆるPACSでの画像管理システムを用いている。しかし、PACSは概して非常に高価なシステムである。また、院内での専用回線を利用するため、広域的なネットワーク化にも向かない。そこで、我々は診療所を対象にwwwサーバーとWebブラウザを使ったシステムの開発をすることにした。この方式では、クライアントとしての診療所に最低1台のPCとインターネット環境があれば良い。また、画像診断連携のコアとなるアプリケーション(画像の登録・検索・表示・通信・処理など)は、Web言語で作成している。そのため、Webページ感覚で操作をすることができる。今後このシステムを、肺ガンや胃ガン等の診断支援に適用していく計画である。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2006-11-06
著者
-
山下 智也
東海大学開発工学部情報通信工学専攻
-
周藤 安造
東海大学大学院開発工学研究科情報通信工学専攻
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周藤 安造
東海大学開発工学研究科
-
廣田 雄大
東海大学大学院開発工学研究科情報通信工学専攻
-
山下 智也
東海大学大学院開発工学研究科情報通信工学専攻
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