食事規範の伝承に関する研究
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
食事に関わる規範として伝統的に嫌い箸とされる拾い箸,迷い箸,涙箸などの16種の箸の扱い,および箸の持ち方や食事の挨拶など食事中の規範14種をとりあげ,それらを教えられた経験があるか,また次の世代に伝承したいと考えるか,小学生,大学生,中高年を対象にアンケート調査を行った。その結果,小学生では,嫌い箸4種について5割以上が教えられた経験をもち,大学生,中高年では6〜7種の嫌い箸について7割以上が教えられた経験をもっていた。半数以上が伝承したいとする嫌い箸は,大学生では11種,中高年で8種であった。一方,食事規範については,肘をついて食べない,口に食べ物を入れたまましゃべらない,箸の持ち方使い方,挨拶をする,食べ残しをしない,茶碗や皿の持ち方の6項目について,大学生,中高年ともに半数以上が指導された経験をもち,小学生では6割以上であった。また,これらの項目については,大学生,中高年とも6〜8割が伝承したいとしていた。
- 2006-02-28
著者
関連論文
- 地域の特色を活かした食育の現状--ディジョン市(フランス)と鹿児島県を中心として
- 家庭および学校給食における食の経験が鹿児島県内産食材の活用に与える影響について
- アップルパイに対するイメージ調査
- 栄養教諭制度の施行に伴う教育活動記録(4)栄養士養成課程在学中における短期大学生の栄養教諭に対する意識の変化
- 栄養教諭制度の施行に伴う教育活動記録(3)鹿児島県における栄養教育実習担当教諭と小・中学生の食育に関する意識調査について
- 栄養教諭制度の施行に伴う教育活動記録--鹿児島県内学校栄養士を対象とした栄養教諭制度に関する意識調査
- 肉スープストック中の可溶性タンパク運の由来について
- 肉スープストック中のタンパク質に及ぼす加熱温度と塩の影響
- パッションフルーツ果汁中のプロテアーゼの特性について
- いわし肉のpHと魚肉だんごの加熱凝集性の相関
- 食事規範の伝承に関する研究
- 食物調製における植物葉利用の教材化
- 家庭科における教科横断的授業のためのカカラ葉の教材化に関する基礎的研究
- オムレツの教材化に関する基礎的研究
- 大学生の食生活の状況と家庭科食物領域の学習内容に対する意識について
- ビタミンC簡易測定法を野菜に適用するための方法
- 小学校家庭科向きのビタミンC簡易測定法の精度と適用性
- 鉄(II)塩溶液浸漬による大豆中のペクチンの可溶化
- 郷土菓子かるかんの教材化に関する研究
- 塩化鉄 (II) 溶液と食塩溶液に二段階浸漬した豆の煮豆の官能評価
- 大豆の二段階浸漬処理による軟化における鉄(II)イオンの作用の特異性
- 締め卵の性状に及ぼす調製条件の影響について
- 高度加工食品の家庭内での利用状況調査(第2報)高度加工食品の利用に影響する要因
- 高度加工食品の家庭内での利用状況調査(第1報)近年11年間の高度加工食品利用状況の変化
- 現代の女子大学生の食物に対する嗜好と味覚感受匪の関係について
- カツオ節2次加工産業の展開過程と原料利用の変容--めんつゆ産業におけるリーダー企業の販売戦略分析を通じて
- 材料配合の異なるめんつゆの食味特性
- 小学校家庭科における地域教材としてのさつまいもの活用
- 韓国における家庭科教育の改革について -第五次教育課程から第六次教育課程へ-
- 牛肉スープストック中の核酸関連物質に及ぼす加熱時間および調製法の影響
- 魚ス-プストック中の核酸関連物質およびタンパク質の加熱変化について
- 加熱肉からのス-プストック中への溶出タンパク質の由来について
- 豚肉の官能検査による嗜好評価およびその検査方法の検討
- ス-プストック調製におけるタンパク質の溶出と卵白添加の影響
- ス-プストックおよびあく中のタンパク質成分の由来について
- 鹿児島バ-クシャ-の嗜好性に関する研究
- 紅葉卸におけるビタミンC含有量の変化
- 材料配合の異なるめんつゆの食味特性について
- 栄養教諭制度の施行に伴う教育活動記録--栄養教育実習開講までの流れ
- そばつゆ用かえし製造における微生物の増殖の影響
- そばつゆ用かえしの"ねかし"が品質に及ぼす影響
- 加工食品市場の拡大と節産地の再編 : 節製品の原料化とだしメーカーの展開
- 水の硬度がスープストック調製時のアク生成に及ぼす影響