可搬型茶摘採機の振動解析
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概要
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可搬型茶摘採機の振動軽減をはかるための基礎資料として, 摘採機ハンドル握持部の振動解析を行った.その結果を要約すると次のとおりである.1.エンジン側ハンドル握持部の振動において, より高い振動レベルが現われるのは左握持部のZ方向で, 中心周波数63Hzのところで113〜115dB・VLの値を示した.2.反エンジン側ハンドル握持部においては右握持部のZ方向の振動レベルが高く, 中心周波数63Hzのところで109〜112dB・VLを示した.また, 中心周波数16Hzのところでも振動レベルに山がみられ, 同測定部位のZ方向で100〜101dB・VLの値を示した.3.振動方向の違いによる振動レベルの値は4握持部ともに, Z方向が最も高く, つぎにX方向で, 最も低い値を示したのはY方向であった.4.総合把持力の強弱の違いによるハンドル握持部の振動レベルは4握持部の3振動方向ともに, 弱く把持した場合が強く把持した時に比べて, 約1〜3dB・VL高い値を示した.
- 1991-03-15
著者
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