鶏の体表面積に関する研究
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概要
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1)鶏の全体表面積及び体各部位の体表面積を測定し, 2箇の体表面積推定式を求めた.すなわち, 白色レグホン種に対しては, A=14.13W^<0.67>, ロードアイランドレッド種に対しては, A=72.63W^<0.44>である.但し, Aは体表面積(cm^2), Wは体重(g)である.2)体各部位の体表面積の按分比率を求めた.この値は平均皮膚温度を算出するために有用である.結果はTable 1〜2に示す通りである.3)白色レグホン種の体表面積/体重(1.029cm^2/g)は, ロードアイランドレッド種のそれ(0.926cm^2/g)より大きく, その差は有意である.4)高温時において, 鶏は翼を開張して, 翼に覆われた体表面より, 体熱を放散しようとする.その際, 鶏は体表面積を約25〜28%増加する.
- 鹿児島大学の論文
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