1.林分構造と地形との関係分析に関する研究 : 小班内の林分構造について
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概要
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スギ55年生の単純同齢林分からなる対象小班を, 単位斜面および単位立地区の立地単位に区分し, その中の林分構造を調べた。その結果, 対象林分内の林木は単位立地区を最小単位として同じような生長をしており, それを1単位としたとき, その範囲内の林木の樹高や, 直径の平均値は各単位ごとに異なっているが, 樹高の変動係数に対する直径のそれの比はすべての単位でほぼ等しいことがわかった。つまり, 同一林分内であっても林木の生長パターンという面からみたときそれは均質ではなく, 逆にほぼ均質と考えられる小さな林木集団の多数の集まりで異質の集団であることがわかった。
- 鹿児島大学の論文
- 1984-03-25
著者
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