フリーマーケットに関する意識と売買の実態

概要

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近年盛んになってきたフリーマーケットに焦点を当てて、衣料品を中心とした購買行動の実態を調査し、フリーマーケットが環境的視点から循環型社会を目指す一助になるものかどうかを検証することを目的とした。研究資料は、2001年春から秋にかけて、定点調査場所としたフリーマーケットへの5回の出店による販売状況調査資料と、同地点での出店者へのアンケート調査資料と、本学学生へのアンケート調査資料である。主な結果は次の通りである。1)出店経験から、よく売れたものはタオルであり、季節はずれの衣類やフォーマルなものは売れなかった。フリーマーケットは売り手と買い手のコミュニケーションが楽しくまた重要であると思われた。2)出店者は衣類を多く出品していた(74.5%)。市町村に対して、フリーマーケットの開催場所の提供を求める声が多かった。3)学生はフリーマーケットに行った経験は多かったが、出店経験は少なかった。資源の有効活用意識は学生の方が一般出店者よりも強かった。
和洋女子大学の論文
2003-03-31