記憶研究の最前線(記憶研究の最前線,第22回大会 特別講演)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
The main purpose of this paper is to predict future trends in memory research, based on an analysis of present research activities. In the first section of the paper, the history of memory research since Ebbinghaus, H. (1885) is briefly described noting a number of epoch-making studies over the last 100 years. In the second section, the current state of memory research is discussed in terms of historical trends. In particular, three characteristics of current memory research are highlighted: (1) the shifts from 'behavioral' to 'cognitive' and from 'quantitative' to 'qualitative' based research approaches; (2) the move from laboratory research to everyday memory research, addressing societal problems; and (3) the diversity in research methodology, reflecting more interdisciplinary collaboration. Finally, three trends for future research are proposed: (a) principle-seeking research, which can also make indirect social contributions; (b) problem-solving research related to our everyday lives and society; and (c) special period-relevant research, such as computer support of human memory. In conclusion, it is important that memory research contributes to human well-being.
- 日本基礎心理学会の論文
- 2004-09-30
著者
関連論文
- 英単語学習における自覚できない学習段階の検出 : 長期に連続する日常の場へ実験法を展開する
- 指導に生かせるテストと評価を目指して ([日本教育心理学会第48回総会]) -- (準備委員会企画シンポジウム)
- 非言語情報の潜在記憶
- プライミング手続きにおける意識的想起汚染問題の検討
- メロディの潜在記憶は音階スキーマに基づくか
- 奇妙なイメージにおけるテスト反復の効果
- 無関連ペアドルードル課題を用いた再認と再生の記憶高進の検討
- Remember/Know手続を用いた再認・手がかり再生・自由再生の記憶高進
- 青年が抱く中年イメージと高齢者イメージ : 日本とカナダのデータより
- 偶発学習による潜在記憶の長期的レミニッセンス効果
- P2-09 甘味の単純接触効果
- 客観的絶対評価の実現にむけた学習-テストスケジュールの構築
- 記憶方略の有効性の認知:高齢者と大学生を対象として
- 奇異性効果研究の動向と今後の理論的展開
- 記憶高進研究の近年の動向
- 感情語における連想数の差異
- 英単語学習における客観テストの成績と自己評定との関係
- 客観的絶対評価の実現にむけて : 英単語学習の到達度に描き出されるマイクロステップ
- PF83 半年間の英単語学習で単語テストの成績は上昇するか?
- PF82 1000語の英単語をマスターするのに何ヵ月必要か : 6ヵ月までの学習データに基づく予測
- 漢字二字熟語における感情価の調査
- PD82 絶対的個人差の測定 : 英単語学習のマイクロステップに現れる大きな個人差
- 高齢者における記憶の自己効力感
- PA59 学習の効果は自覚できないレベルで蓄積されていく : 英単語を材料とした長期学習実験
- 学習の効果は本当に積み重なっていくのか?--6ヵ月の英単語学習の積み重ねの効果
- 高齢者の記憶 : 潜在記憶研究を中心に
- 学習 A-5 熟知度に現れる英単語学習の積み重ねの効果(1) : 長期学習実験3カ月目のデータ
- 発達 Q-4 高齢者の問題解決と手続記憶 : ハノイの塔課題による検討
- 学習関数の特定に向けて : マイクロステップ計測の試み
- 第29会日本超心理学会大会シンポジウム「記憶と超心理学」
- 1000語の英単語は何ヵ月で憶えられるか--長期的視野に立った学習・記憶実態
- 発達 5-PA3 老人の問題解決 : 「ハノイの塔」課題を用いて
- 潜在記憶 : 意識下の情報処理
- 小学校国語教科書の漢字2字熟語に対する中学生の熟知度とその学年差および読字率
- 単語の再認記憶に及ぼす先行経験の長期的効果
- 単語完成課題の作成:II
- 単語完成課題の作成:I
- エピソード記憶
- 漢字の手掛り自由産出課題における産出頻度
- 認知処理容量得点(CPC)の日本人大学生における妥当性の検討
- PD114 ドリル学習に対するやる気を高める新しい到達度評価の可能性(ポスター発表D,研究発表)
- 19 潜在記憶研究から英語教育への貢献 : 新しい学習効果測定法の可能性(自主シンポジウム)
- 636 授業における理解感の研究II : 課題のタイプとの関係(教授・学習4,教授・学習)
- 637 授業における理解感の研究I : その基礎資料の分析(教授・学習4 CAI・授業,研究発表)
- 記憶研究の最前線(記憶研究の最前線,第22回大会 特別講演)
- 記憶研究の現状と今後
- 4)エピソード記憶(視覚情報研究会)
- 650 異なる刺激表記条件でのpriming効果の検討 : 単語完成課題の場合(教授・学習6,研究発表)
- エピソード記憶と意味記憶
- 処理水準の検討
- 3 よりよき実践研究をめざして(研究委員会企画シンポジウム)
- 直接プライミング
- 潜在記憶とみる意識 (意識と注意)
- 記憶障害の心理学的基礎 (第29回脳のシンポジウム) -- (記憶障害の臨床)
- 739 小学生における顕在記憶と潜在記憶の比較(記憶,学習7,口頭発表)
- 短期記憶におけるプライミング効果の保持
- 被験者ペースによる学習の研究 I : ストラテジーによる差異
- 真の問題解決力を育成するために : 認知心理学からの提言(研究委員会企画シンポジウム2)
- 指導に生かせるテストと評価をめざして(準備委員会企画シンポジウム4)
- Priming effects in word-fragment completion for short- and long-term retention intervals