超音波を用いた汚泥の浮上濃縮分離法に関する基礎研究

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概要

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下水処理には、微生物の生物活動を利用した活性汚泥法と呼ばれる排水処理法が多用されている。従来は主として沈殿法を用いて処理後の水と汚泥を分離していたが、環境の大きな変動等によりバルキング汚泥と呼ばれる沈殿しない汚泥が発生することもある。これまで我々は、超音波を照射して、活性汚泥中に音響キャビテーションを発生させ、キャビテーションバブルを汚泥粒子に付着させることで浮上濃縮する方法を提案してきた。しかし、この方法も照射条件によっては、超音波が活性汚泥を壊して処理水の濁度を上昇させてしまうと言う問題や超音波照射に伴う電力コストの問題が指摘されていた。そこで、従来用いてきた連続波超音波の代わりにバースト超音波を照射した場合の効果について検討したので、報告する。
2006-07-05

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