新カリキュラムにおけるリハビリテーション看護実習の学生の学び : 学生の実習記録から
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概要
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本研究の目的は,新カリキュラムにおけるリハビリテーション看護実習を成人領域で行った4年生の学生13名を対象に,実習終了後の「学びと感想文」と「実習自己評価」の記録から学生の学びを分析し,旧カリキュラムで実習した学生の学びと比較し,新カリキュラムにおける指導上の課題を検討することである。その結果,「学びと感想文」においては,新カリキュラムでは「社会生活を意識したケアの必要性」が多かったのに対し,旧カリキュラムでは「家族看護の視点」の記載が多かった。新カリキュラムでは「ライフステージの違いの学び」が新たにみられた。また,「看護の対象理解・援助方法・評価」の記載は共通した学びであった。学生の実習自己評価からみると,新カリキュラムでは「自己洞察・自己の課題の明確化」の学びが多かったが,「生活変化への適応への援助」の学びの記述は少なく,今後の教育上での課題が示唆された。
- 茨城県立医療大学の論文
著者
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市村 久美子
茨城県立医療大学 看護学科
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市村 久美子
茨城県立医療大学保健医療学部看護学科
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永山 弘子
茨城県立医療大学保健医療学部看護学科
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市村 久美子
茨城県立医療大学 保健医療学部
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秋野 恵理
茨城県立医療大学保健医療学部看護学科
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