エントロピー・スロットリング : 相互結合網のパケット移動度に着目した輻輳制御手法(ネットワーク)
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概要
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独立動作する多数のルータにより構成される相互結合網では,過大な転送負荷により系全体にわたる輻輳を生じる結果,スループット/レイテンシ両面での性能低下を避けることができない.相互結合網へのパケットの投入を適切に抑制することにより,最大の性能が得られる領域で相互結合網を運用できれば,性能低下を抑えられ効率の良い転送が可能になるはずである.本論文ではこうした観点から相互結合網へのパケットの投入を抑制(スロットリング)する方式を提案する.エントロピーにより相互結合網内の輻輳の度合いを表現できることを利用し,効果的に系内のエントロピーを求めスロットリングに反映させる.シミュレーション評価の結果,スループットを維持しながらレイテンシの増大を抑える著しい効果が得られることを示す.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2006-09-15
著者
-
大津 金光
宇都宮大学工学部情報工学科
-
横田 隆史
宇都宮大学工学部情報工学科
-
馬場 敬信
宇都宮大学工学部情報工学科
-
馬場 敬信
宇都宮大学
-
古川 文人
帝京大学ラーニングテクノロジー開発室
-
大津 金光
宇都宮大学大学院工学研究科
-
横田 隆史
宇都宮大学
-
大津 金光
宇都宮大学
-
大津 金光
宇都宮大
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