投機的コヒーレンス制御にともなうネットワークトラフィックの評価

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概要

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DSMシステムにおいて、リモートメモリへのアクセスレイテンシの問題と、ネットワークトラフィックの問題の解決は重要な課題である。我々はハードウェアによってデータの一貫性を保つDSMシステムにおいてreadおよびwriteアクセス両方のコヒーレンスオーバーヘッドの削減を目的とした投機的コヒーレンス制御機構SCCMを提案してきた。本機構を適用することにより、投機的コヒーレンス処理が成功した場合には、ネットワークトラフィックの削減が期待できる。本論文ではその投機的コヒーレンス処理にともなうネットワークトラフィックに関して評価した。その結果、メッセージ受信回数がBarnesで0.40%ほど減少し、Raytraceで0.97%増加することがわかった。
一般社団法人情報処理学会の論文
2002-08-22

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