センサ間時刻同期誤差を自動補償する時間差測位方式(リモートセンシング及び一般)
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概要
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測位目標が放射した電波を複数のセンサで受信し,その電波の到来時刻の差(TDOA: Time Differential Of Arrival)を求めれば,目標位置を推定することができる.ところがこの時間差測位方式 では,センサ間の時計に時刻同期誤差が存在すると測位精度が劣化してしまう.そこで本稿では,センサ間に時刻同期誤差が存在しても,時刻同期誤差を自動補償して目標位置を推定できる時間差測位方式を提案する.この方式では,時刻同期誤差も未知数として測位目標の位置と共に推定することで,時刻同期誤差の影響を除去する.シミュレーションにより性能を評価したところ,センサ間の時刻同期誤差が1μsec存在する状況で,従来方式の測位誤差が350mであるのに対し,提案方式の測位誤差は28.2mになり,推定精度が約12倍改善した.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2006-05-19
著者
-
岡村 敦
三菱電機株式会社情報技術総合研究所
-
石川 訓弘
三菱電機株式会社情報技術総合研究所
-
岡村 敦
三菱電機株式会社鎌倉製作所
-
岡村 敦
三菱電機 鎌倉製作所
-
石川 訓弘
三菱電機(株)通信機製作所
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