シュンラン属(ラン科)の分子系統と形質進化
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
Molecular phylogenetic analyses using two data sets, derived from DNA sequences of matK, the maturase-encoding gene located in an intron of the chloroplast gene trnK, and ITS (internal transcribed spacer) region of the 18S-26S nuclear ribosomal DNA, were performed to examine relationships among 37 taxa in Cymbidium. Although each data set did not provide conclusive evidence in itself, the data sets combining the two regions yielded the following insights: (1) Cymbidium subgenus Cyperorchis and section Pachyrhizanthe, often treated as independent genera, were nested within the remaining members of Cymbidium. (2) All the three subgenera of Cymbidium, namely, Cymbidium, Cyperorchis, and Jensoa, turned to be para-/polyphyletic. (3) Among sections of Cymbidium, Austrocymbidium, Cyperorchis, Iridorchis, and Maxillarianthe did not show monophyly. (4) At specific level, our results indicated the polyphyly of Cymbidium bicolor, although bootstrap supports for the clades including C. bicolor were not robust.
- 国立科学博物館の論文
- 2002-12-22
著者
-
三吉 一光
秋田県立大学 生物生産科学科
-
横山 潤
Department of Biology, Faculty of Science, Yamagata University
-
三吉 一光
秋田県立大学生物資源科学部
-
遊川 知久
Tsukuba Botanical Garden, National Science Museum
-
横山 潤
Department Of Biology Faculty Of Science Yamagata University
-
遊川 知久
Tsukuba Botanical Garden National Museum Of Nature And Science
-
三吉 一光
Department of Biological Production, Akita Prefectural University
-
横山 潤
Faculty Of Science Yamagata University
-
遊川 知久
国立科学博物館筑波実験植物園
関連論文
- グァテマラクロベニシジミの生活史
- Mycorrhizal symbiosis and evolution of myco-Heterotrophy in plants
- 葉緑体DNAtrnL-trnF領域の塩基配列に基づくマメ科ハギ属の系統解析
- トウモロコシにおける生長や環境変化に伴う核内多倍数性の発生パターンの変化
- トウモロコシ幼植物体の地上部と根系におけるエイジングおよびストレス適応反応についての, フローサイトメトリーを用いた細胞学的評価法の検討
- P-38 浸透圧ストレス下におけるトウモロコシ種子根の部位別糖含有量と側根の発生・伸長
- 分子系統データに基づくヨウラクツツジ-ツツジ属間交雑の試み
- ホトトギス'藤娘'の花被先端部とスポットにおけるアントシアニン組成
- ホトトギスのアントシアニン組成とC-グリコシルアントシアニンの発見
- 1996年および1997年にグランドテール島(ニューカレドニア)とビチレブ島(フィジー)で採集した〓葉標本および生品リスト (バヌアツ植物相の研究)
- 1996年および1997年にバヌアツにおいて採集した〓葉標本リスト(ラン科植物を除く) (バヌアツ植物相の研究)
- Petunia sensu Jussieu(ナス科)における葉緑体DNAのRFLPの詳細
- 非共生培養によるハクサンチドリ完熟種子の発芽とプロトコーム形成
- ディサ(ラン科)5品種の花色と花色素について
- ラン科ナゴラン亜連の系統と形質進化 : 4. コチョウラン属とドリティス属の再定義
- ラン科植物における遠縁交雑に関する研究 : 1. ニオイエビネとシランの属間雑種の作出
- 日本原産絶滅危惧植物であるエビネ属4分類群の非共生発芽にBA及び光、培養温度が及ぼす影響
- トンボソウ完熟種子の非共生発芽および貯蔵に関する研究
- ラン科希少種エビネ属タガネランの非共生培養法による完熟種子の発芽とプロトコーム形成
- 絶滅危惧植物サルメンエビネの完熟種子の発芽に及ぼす諸要因
- 長期保存した日本産ラン科植物8種の種子発芽
- 重イオンビーム照射が数種のラン科植物PLBの生育に及ぼす影響
- 雄性不稔ユリ'秋田プチホワイト'の稔性回復と花被斑点出現に対する栽培温度の影響
- 貯蔵温度と発芽温度がイネの籾と玄米の発芽に及ぼす影響
- サイハイラン属(ラン科)とその地下部に内生する菌根菌との対応関係
- キンラン属(ラン科)における種子形成過程と未熟種子の発芽に関する研究
- エビネ属植物における栽培環境におけるウイルスの発生状況の調査と垂直伝搬に関する研究
- 雄性不稔アジアティックハイブリッドユリにおける雄ずい表現型の多様性
- 温度感応性雄性不稔アジアティックハイブリッド系ユリ品種において形成された葯内の花粉の形態と稔性
- アジアティックハイブリッド系ユリ品種における温度感応性雄性不稔
- P-37 インド型イネの籾と玄米の発芽におよぼす温度の影響
- シュンラン属(ラン科)の分子系統と形質進化
- P-23 カイネチン、エタノールおよび変温が日本型イネの発芽特性におよぼす影響
- 小笠原諸島産イチジク属植物と送粉昆虫の遺伝的分化
- 葉緑体DNAからみたクコ属(ナス科)の種間系統解析と生物地理
- Molecular phylogenetic relationship of Stigmaeopsis spider mites (Acari : Tetranychidae) collected from Yamagata Prefecture
- リンゴ属植物遺伝資源の特性評価 : 第2報 腐らん病抵抗性
- 赤・青色光がペチュニアの花成に及ぼす影響
- Properties of Intracellular Fragment Peptides of Mouse Prostaglandin E_2 Receptor EP3 Isoform
- Diacylated 8-C-Glucosylcyanidin 3-Glucoside from the Flowers of Tricyrtis formosana
- 1996年および1997年にバヌアツにおいて採集した植物生品リスト (バヌアツ植物相の研究)
- Vanilla planifoliaの種皮形成における褐色物質の蓄積と硬化
- 東アジア産サカネラン属(ラン科)の再検討
- セイタカスズムシとスズムシソウの分類に関する研究
- 日本産シュンラン属(ラン科)の1自然交雑種 : Cymbidium×nomachianum
- リンゴ属植物遺伝資源の特性評価 : 第1報 花器の形態的特性
- バヌアツとその隣接地域からのラン科植物の細胞分類学的研究: II (バヌアツ植物相の研究 第2集)
- バヌアツとその周辺地域からのラン科植物の細胞分類学的研究 (バヌアツ植物相の研究)
- バヌアツ産ラン科植物の研究:I (バヌアツ植物相の研究)
- 1997年にバヌアツで採集したラン科植物の乾燥および液浸標本リスト (バヌアツ植物相の研究)
- ペチュニアと近縁属の遺伝資源解析 : (第21報)葉緑体DNAのRFLPによる Calibrachoa 属の系統解析
- 腐生植物Monotropastrum humile var. glaberrimumの菌根菌の分子マーカーによる同定
- Specific Fluorescence Labeling of Membrane Receptors in Living Cells using Coiled-coil Tag
- いきもののふしぎ なぜラン科は多様なのか--生活形と栄養摂取様式からみたランの進化
- 専門委員会からの報告 日本の植物園における絶滅危惧植物の保有状況とこれからの取り組み
- 筑波実験植物園におけるランの保全、研究、利用 (日本植物園協会第36回大会発表研究)
- 植物園は何をめざすか--植物を生かす場をつくるためのアイディア
- 53 採種直後の日本型イネの発芽最適温度は籾と玄米で異なる
- 第16回世界ラン会議(World Orchid Conference)参加記
- Acylated Cyanidin 3,7,3'-Triglucosides with p-Hydroxybenzoic Acid from the Flowers of Dendrobium
- 西表島から再発見されたナンゴクヤツシロラン
- ヨウラクツツジ-ツツジ属間雑種におけるプラスチドDNAの遺伝性と葉緑体ゲノムーゲノム間の不調和について
- AFLPマーカーによるクルメツツジ品種群へのモチツツジ亜節野生種の関与の可能性
- 日本産常緑性ツツジ園芸品種群成立に関わるツツジ属ツツジ亜属野生種のAFLPマーカーによる系統解析
- 核リボソームDNA ETS領域塩基配列を用いたツツジ属ツツジ亜属の系統解析
- AFLP分析によるヨウラクツツジ属の系統解析およびウラジロヨウラクの種内多様性の評価
- 分子系統データに基づくヨウラクツツジ-ツツジ属間交雑の試み
- ツツジ属の分子系統 -葉緑体遺伝子matKを用いて
- ラン科植物の野外播種試験法 : 土壌中における共生菌相の探索を目的として(実践報告)
- ゲルろ過クロマトグラフィによるDNAの簡便な精製方法
- ヒマラヤからのヤブマオ属(イラクサ科)の1新種および1新変種,並びにB. pendulifloraの分類学的地位に関する考察
- ラン科 Dendrobium 属のrDNA-ITSデータベースを用いた生薬「石斛」の基原植物の同定
- 培養条件がアツモリソウ属の完熟種子の一段階培養に及ぼす影響
- 東京都内の雑木林におけるキンラン移植株のモニタリング結果と知見