ソテツ属2種における染色体数と核型

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概要

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ソテツ属(ソテツ科,ソテツ目)のCycas節Rumphiae亜節2種,Cycas micronesicaとC. seemanniの2種の染色体と核型をアセトオルセイン染色法により観察した。2種ともに染色体数2n=22を示し,核型は2個の長い次端部動原体型染色体,2個の長い次中部動原体型染色体,12個の次端部動原体型染色体,2個の短い次中部動原体型染色体,および4個の短い中部動原体型染色体からなっていた。これら2種の核型は,過去に報告されたソテツ属数種の核型と次の3つの点が異なっていた。1)第1番目と第2番目の次端部動原体型染色体の長腕介在部に2次狭窄がみられること;2)第5番目から第16番目が次端部動原体型染色体であること;3)第21番目と第22番目が中部動原体型染色体であること。また,本研究により,この2種は外部形態が類似しているのに加え,核型も類似していることが明らかとなった。
国立科学博物館の論文
2000-12-25

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