重症熱傷の統計的検討 : 救命救急センター開設前後での比較

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概要

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1982年4月から1991年3月までの9年間に経験した熱傷患者のうちBurn Indexが10以上の重症熱傷133例を対象として検討した。救命救急センター開設前の4年間を前期,開設後の5年間を後期として比較検討した。Burn Indexでみた重症度では前後期で差がなかった。一方,Burn Index 20〜50の症例の救命率は後期で向上していた。後期の方がより早期手術が行われており,救命率向上の一因と考えられた。さらに,熱傷創からの分離菌をみると緑膿菌,ブドウ球菌の順で検出されていた。緑膿菌,ブドウ球菌とも後期で増加傾向にあり,MRSAの頻度も増加していた。
北里大学の論文
1995-04-30

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