胃粘膜のアルデヒド脱水素酵素の研究
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概要
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ヒトのアルデヒド脱水素酵素のアイソザイムの一つであるALDH3の胃粘膜中の存在を明らかにし,そのPolymorphismを検討するために日本人胃粘膜生検組織のポリアクリルアミドゲル等電点電気泳動を行い, ALDH3の活性パターンを分析した。ALDH3には少なくとも3種類ないし4種類の泳動バンドを認め, Polymorphismによると思われる3種類のパターンを認めたが,検体の保存状態によってこれら電気泳動のパターンが容易に変化した。また,免疫組織学的に胃粘膜上皮腺細胞にALDH3の存在が認められ,十二指腸上皮腺細胞と胃癌組織ではALDH3が存在しないことが明らかになった。
- 1995-02-28
著者
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渋谷 明隆
北里大学病院消化器内科
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渋谷 明隆
北里大学医学部消化器内科学
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渋谷 明隆
北里大 医 内科学i
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渋谷 明隆
北里大学医学部附属東病院 消化器内科
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渋谷 明隆
北里大学医学部内科
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金 順子
中国白求恩医科大学・予防医学院
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