看護における回想法の発展をめざして : 文献展望
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概要
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本研究では,看護における回想法の内外の研究や実践について展望し,看護分野での研究や実践の課題について考察した.回想法は, Butler (1963)のLife Review (ライフレビュー)の概念の提唱にはじまり,欧米では,1970年代頃から回想法の研究が展開され,様々な側面から研究が発展してきた.わが国では,ここ10年間で多くの研究が積み重ねられてきた.そして看護実践での患者理解およびケアのために回想法の活用の方法や応用についての研究が行われている.本研究では,看護研究における回想法およびライフレビューの目的や対象者,方法論,評価の方法などについて検討を行い,1.患者理解,2.患者と看護者との関係づくり,3.患者自身の心の安定の側面から回想法の意義について考察をおこなった.
- 長野県看護大学の論文
- 2003-03-31
著者
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