没入型ディスプレイシステムのための自動分散ソフトウェア環境(マルチメディア処理)

スポンサーリンク

概要

論文の詳細を見る
高解像度で広視野な映像提示を実現する没入型ディスプレイでは,PCクラスタを用いた映像生成が多く行われている.しかし,ネットワークを介して並列・分散処理を行うPCクラスタに対応したアプリケーション開発は困難であり,また,ネットワーク性能がボトルネックとなり十分な実行性能を得がたいことが問題とされている.本論文では,ネットワーク負荷を低く抑えたMaster-Slaveモデルに基づく同期処理を実現し,APIに介入してこの処理を付加することで,既存のアプリケーションを自動的にPCクラスタ環境に対応させることのできるソフトウェア環境を提案する.また,実際のPCクラスタを用いた没入型ディスプレイにおいて提案システムを実装し,従来システムとの比較実験を通してその特性の評価を行う.
社団法人電子情報通信学会の論文
2006-02-01

著者

関連論文

もっと見る

スポンサーリンク