普通教室および特別教室における床材料のイメージ調査(III.自然科学系)
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概要
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普通教室および特別教室に使用される代表的な床材料(木材・プラスチックタイル・ジュウタン)について,DE-MATEL法を用いてイメージがどのような段階を経て形成されているか調査した。その結果,各材料とも視覚情報から受ける印象を起点として他のイメージに発展していた。また,材料の負のイメージについては他のイメージとの関連性や影響性が認められなかった。さらに,各材料がどのような意味空間で捉えられているかについて調べたところ,「材料の自然さ」「表面性状」「見た目の印象」「力量性」「明るさ」の5因子が抽出できた。この5因子をもとに各材料の特徴を調べたところ,(1)木材は自然で感じがよい材料であるが,表面性状では顕著な特徴を示さない,(2)プラスチックタイルは硬くつるつるしており,人工的で無機質である,(3)ジュウタンはやわらかで肌触りがよく,他の材料よりも特別な感じのする,という結果を得ることができた。
- 千葉大学の論文
- 2005-02-28
著者
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