高校生の遺伝に対する興味と遺伝の重要性の認知に関する調査研究(I.教育科学系)
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概要
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本研究の目的は,高校生が遺伝のどのような内容に興味を持っているか,学習内容としての遺伝をどの程度重要であると捉えているかを明らかにすることである。調査は,千葉県内の高等学校3校と神奈川県内の高等学校1校の283名(男子122名,女子161名)を対象として実施された。高等学校生物の教科書および新聞等から47の遺伝用語を抽出し,それらを学ぶことに興味があるか,それらを学ぶことが重要であるかを尋ねた。その結果,高校生はヒトやDNA技術に関する内容を学習することに興味や重要性を感じ,生物IBや生物IIの学習内容にはあまり興味や重要性を感じていないこと,遺伝に対して男子よりも女子のほうが興味や重要性を感じていること,生物IIを履修している生徒は,他の履修者に比べ遺伝に対して興味や重要性を強く感じていること,履修経験の多い生徒ほど,より高度な内容に興味や重要性を感じていることが明らかにされた。
- 千葉大学の論文
- 2004-02-28
著者
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