大学体育における教育課程に関する研究 (第II報) : とくにコンテンポラリースポーツの新たな試みについて

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概要

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大学体育、とくに大学教養体育は危機の時代を迎えている。その原因は多岐に渡っているが、(1) 安易なシーズン・スポーツの導入、(2) Do Sports から See Sports へなど、平常の授業を軽視した取り組みが大きな原因となっている。大学体育は、小、中、高等学校までの体育を総合して、より一層運動の楽しさを体感させることが大切である。そのためには、これまで行われてきた「モダンスポーツ」(競い合いを中心としたスポーツ) だけでなく、「コンテンポラリースポーツ」(自分自身や仲間を知り、自然を中心としたスポーツ)の魅力も体感させることが大切である。このような考え方で、本学体育教育課程を3年間実施した結果、学生の体育授業に対する意識が大きく変容した。体育に対する否定的な意見が減少し、新しいスポーツ教材の魅力を体感するものが増加した。その変化をカラーで把握する手法によると、否定的カラーが減少し、肯定的カラーが増加した。
新潟医療福祉大学の論文
2004-11-24

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