赤外リモートセンシングデータを用いた大気水蒸気量の推定(一般研究)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
金赤外波長帯リモートセンシングデータを用いた、陸域の鉛直積算水蒸気量(可降水量)の推定アルゴリズムを、環境観測技術衛星(ADEOS-II)搭載グローバル・イメージャ(GLI)センサの観測データに適用し、初期解析結果を得た。導出された水蒸気量を、ラジオゾンデ観測データと比較してみたところ、可降水量について1-2mmの範囲内で一致する場合がある一方で、3倍ほどずれる場合があることが分かった。これは現状、衛星観測とゾンデ観測の時間のずれ(4-5時間)に、その原因があると考えられる。そこで今後は、人工衛星観測から導出される水蒸気量の測定精度を詳細に検証するために、skyradiometerやマイクロ波放射計等、連続観測を行っている地上観測データと比較する必要がある。
- 千葉大学の論文
著者
-
久慈 誠
奈良女子大学理学部情報科学科
-
内山 明博
気象庁気象研究所
-
久慈 誠
奈良女子大学人間文化研究科:奈良女子大学理学部
-
内山 明博
Meteorological Research Institute Japan Meteorological Agency
-
久慈 誠
奈良女子大
関連論文
- ADEOS-II/GLIプロジェクトの概要とハイライト
- P124 GLI可降水量プロダクトの検証 その2
- ADEOS-II衛星搭載GLIセンサは大気の何を見てきたか
- エアロゾルの光学特性に関する観測的研究(2.1.1.3 第3プロジェクト共同利用研究の内容と成果,2.1.1.共同利用プロジェクト研究の詳細,2.1.共同利用研究概観,[2] 共同利用研究)
- B210 近紫外衛星観測による、秋季日本近海におけるエアロゾルの解析(物質循環II)
- C160 船上及び衛星観測による、秋季日本近海におけるヘイズの特徴(物質循環II)
- D360 地上観測とリモートセンシングデータを用いた大気環境の研究 : 視程と大気消散係数(観測手法)
- P230 リモートセンシングデータと直接サンプリングデータを用いた、黄砂観測時におけるエアロゾルの特徴
- B204 リモートセンシングデータと直接サンプリングデータを用いた、黄砂観測時におけるエアロゾルの特徴(エアロゾル)
- P307 ライダー観測データ解析による東アジア域のエアロゾルの研究
- C166 衛星観測データから得られたモンスーンアジア地域のメタン変動 : 水田からの発生との関連(スペシャル・セッション「温室効果ガス観測技術衛星GOSAT「いぶき」の利用研究」,口頭発表)
- ADEOS-II/GLI観測データを用いた雲, 水蒸気, エアロゾルの推定
- P380 視程データを利用した中国におけるエアロゾルの変動の研究(ポスター・セッション)
- P378 衛星観測による東南アジアにおけるバイオマスバーニングの研究 : 2.バイオマスバーニングに伴って発生する物質とエアロゾルの種類
- 巻層雲の地上観測 : I. 観測システムと1989年6月22, 30日に観測された巻層雲
- 巻層雲の地上観測 : II. 波長8-12μm域における分光特性
- 雲放射スペクトル測定装置の開発(3)
- B205 GLIセンサの紫外波長観測データを用いた黄砂の推定(物質循環II)
- B355 紫外域観測人工衛星データを用いた対流圏エアロゾルの推定と検証(アジアンダストモニタリング,スペシャルセッション「アジアンダスト」II)
- ヤマセ雲の物理的特性の衛星リモートセンシング
- AVHRR/NOAAデータによる関西地域の自然変動の研究 : 植生指標を中心として
- JACCSとリモートセンシング
- 研究課題 人工衛星リモートセンシングデータを用いた大陸規模での可降水量の推定(2.2一般研究)
- 研究課題 スプリットウィンドウデータを用いた大陸規模での可降水量の推定(2.2.一般研究)([2]共同利用研究)
- 研究課題 スプリットウィンドウデータを用いた大陸規模での可降水量の推定(2.2一般研究)([2]共同利用研究)
- 研究課題 スプリットウィンドウデータを用いた大陸規模での可降水量の推定 課題番号A2000-10(2.2一般研究)([2]共同利用研究)
- 課題(11-16):スプリットウィンドウデータを用いた大陸規模での可降水量の推定(新規)(2.2一般研究)([2]共同利用研究(平成11年度))
- D361 航空機観測による熱帯対流圏界面付近の氷晶雲の特徴(観測手法)
- D160 ADEOS-II/GLI観測データを用いた雲の幾何学的特性量の推定(観測手法)
- 赤外リモートセンシングデータを用いた大気水蒸気量の推定(2.1.2.共同利用一般研究の詳細,2.1.共同利用研究概観,[2] 共同利用研究)
- P160 GLI可降水量プロダクトの検証
- 赤外リモートセンシングデータを用いた大気水蒸気量の推定(一般研究)
- D351 人工衛星近赤外放射観測データを用いた積算水蒸気量の導出(観測手法II)
- 昭和基地受信NOAA衛星HRPTデータの読み出しツールの開発
- リモートセンシングデータを用いた南極域における雲変動の研究
- スプリットウィンドウデータによる大陸規模での可降水量の推定
- スプリットウィンドウデータによる大陸規模での可降水量の推定
- Retrieval of Precipitable Water Using Near Infrared Channels of Global Imager/Advanced Earth Observing Satellite-II(GLI/ADEOS-II)
- 紫外域観測衛星センサによる対流圏エアロゾル観測手法における誤差の検討
- A306 人工衛星近赤外放射観測データを用いた積算水蒸気量の推定(観測手法)
- P310 北極Ny-Ålesundにおける雲量の季節変化(ポスター・セッション)
- D405 視程観測データを用いた中国大陸における気候変動の研究(放射,一般口頭発表)
- P176 スカイラジオメータ観測による広域海上エアロゾルに関する研究(ポスター・セッション)
- P369 東南アジアにおけるバイオマスバーニングによって発生するCOに関する研究(ポスター・セッション)
- 近赤外リモートセンシングデータを用いた可降水量の推定手法
- 近赤外リモートセンシングデータを用いた可降水量の推定
- C108 NOAA/HRPTデータを用いた南極極夜域における雲識別の研究(中高緯度大気)
- NOAA/HRPTデータを用いた南極域における雲変動の研究
- Global Dimming and Brightening
- ライダー比の推定とエアロゾルの同定 : 2011年4-11月に福岡でライダーとスカイラジオメータにより観測された下部対流圏エアロゾルの光学特性
- C305 AERONET DRAGON観測期間における大気下層エアロゾルの特徴(大気放射,口頭発表)
- A170 衛星観測データから得られた東南アジアのメタン変動 : バイオマスバーニングの影響検知について(スペシャル・セッション「大気微量気体およびエアロゾルの同化とその気候研究への利用」,口頭発表)
- P170 ニーオルスンにおける2011年春季集中観測期間の雲の分布(ポスター・セッション)
- P147 SKYNET福江島観測サイトにおける視程障害時のエアロゾルの特徴(ポスター・セッション)
- A367 船舶観測によるエアロゾルの経年変動に関する研究(物質循環,口頭発表)
- C309 受動型衛星観測データ解析による雲層高度の推定とその検証(大気放射,口頭発表)
- D369 SKYNET福江島・奄美大島観測サイトにおける大気現象とエアロゾルの関係(大気放射,口頭発表)
- D303 ニーオルスンにおける2011年春季集中観測期間の雲の特徴(中高緯度大気・相互作用,口頭発表)
- P176 北極域における雲と赤外放射量の特徴(ポスター・セッション)
- P185 視程観測データを用いた東アジア域の大気環境の研究(ポスター・セッション)