カルシウムチャンネル拮抗薬の抗うつ作用(自然科学編)
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概要
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カルシウムチャンネル拮抗薬であるベンゾチアゼピン系ジルチアゼム、ジフェニルピペラジン系フルナリジン、ジヒドロピリジン系ニカルジピン及びフェニルアルキルアミン系ベラパミルの中枢作用を調べるためにポルソルトの強制水泳法に準拠して実験を行った。それぞれ薬物はラットに測定前3回投与したが、ジルチアゼムにおいて不動時間の用量依存的な短縮が認められた。一方、ニカルジピンは不動時間が延長し増悪作用がみられた。その他の薬物には影響はみられなかった。このことから、カルシウムチャンネル拮抗薬には特異性があり、ジルチアゼムには抗うつ作用を有することが示唆された。
著者
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松本 禎明
九州女子短期大学専攻科養護教育学専攻薬理学教室
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大庭 優子
九州女子短期大学養護教育科薬理学教室
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大庭 優子
九州女子短期大学養護教育科
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伊藤 見佐子
医療法人相生会宮田病院医事課
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池田 記子
福岡県古賀市立古賀中学校保健室
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