在宅看護実習におけるQOLを考慮した看護活動に関する学び
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概要
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在宅看護実習における療養者・家族のQOLを考慮した看護活動に関する学生の学びの内容を明らかにするとともに, 今後の課題を検討するため, 2003年度に在宅看護実習を行った学生76人の学びのレポートを質的に分析した。結果, 学生が学んだQOLを考慮した看護活動の内容として, 【その人らしいライフスタイルの尊重】, 【療養者の主体性を尊重した看護】, 【療養者自身でできることを拡大する看護】, 【療養者に楽しみや意欲をもたらす看護】, 【家族の生活を維持する看護】の5カテゴリが抽出された。学生は, 療養者の在宅生活を目の当たりにすることで, 療養者の個別性を理解し, 疾病や障害とうまくつき合いながら自己実現をはかっていくことが, 療養者のQOLを向上させる看護活動であると学ぶことができた。さらに, 家族の療養者に対する影響を知ることで, 家族に対する看護の必要性を学ぶことができた。今後の課題としては, 学生の実習での体験を療養者・家族のQOLと関連させて意味づけし, それらを具体的に言語化できるよう, これまで以上にサポートしていく必要がある。
- 和歌山県立医科大学の論文
著者
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山田 和子
和歌山県立医科大学保健看護学部
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平尾 恭子
和歌山県立医科大学保健看護学部
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堀内 惠美子
和歌山看護専門学校
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山田 和子
和歌山県立医科大学
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平尾 恭子
滋賀医科大学 地域生活看護学講座
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平尾 恭子
山口大学 医学部保健学科
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熊谷 幸恵
和歌山県立医科大学医学部衛生学
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堀内 惠美子
和歌山県立医科大学看護短期大学部
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前馬 理恵
和歌山県立医科大学保健看護学部
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