回路モデルを用いた低インピーダンス線路素子の解析(PCB・回路素子関連, 線路EMC/一般)

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概要

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高速スイッチング装置のデカップリング素子として使用される大容量の小型線路構造素子である低インピーダンス線路素子(LILC)を調べている. この素子はアルミニウム電極と導電性ポリマー電極で構成されている. アルミニウム電極は表面積を拡大するためにエッチングされており表面は薄い酸化アルミニウムで覆われている. 本論文ではエッチングされた電極表面の電気的特性を回路モデルで調べ, FDTD解析でその回路モデルの正当性を確かめている. その結果, エッチング電極をもつ素子の容量は低周波では大きいが高周波では導電性損失のために減少することがわかった. また, この素子は伝送線路構造であるため従来のコンデンサに比べて広い周波数範囲でデカップラーとして機能することがわかった.
社団法人電子情報通信学会の論文
2006-01-09

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