完全整合境界を用いたInset誘電体導波路の解析

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概要

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完全整合境界を用いたInset誘電体導波路の解析法を提案する。まず、導波路上部の自由空間領域を帯状領域と半無限領域に分ける。半無限領域における電磁界は、電気壁を適当な高さに仮定した場合の境界条件を満たす電磁界と、同じ位置に磁気壁を仮定した電磁界の和で表現する。また各領域の電磁界をフーリエ積分で表現し、Inset誘電体導波路内の電磁界と整合を取る。このとき連立方程式が得られ、モードの伝搬定数を求めることができる。本解析法では収束を速くするために、開口の端点条件を考慮に入れている。数値計算を行なった結果、本解析法により得られたInset誘導体導波路の伝搬定数は他の文献とよく一致した。また、収束が非常に速く、導波路の電磁界の展開項数を一つしか取らない場合でも、伝搬定数の計算誤差が0.07%以下に押えられることが分かった。
社団法人電子情報通信学会の論文
1998-11-20

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