人物選択における選好と拒否 : 自己批判バイアスの一説明
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
Shafir (1993) found that people select an alternative which is positive on some dimensions and negative on others more often than one with average dimensions. We applied his methodology to the choice of a person. It is argued that Japanese people prefer a person with an average disposition. But is it that they really prefer this or that they believe that others do? We presented a scenario where two persons wanted to join a party with your group. One was positive on some dimensions and negative on others, whereas the other had an average disposition. One hundred and seven female students were asked to choose one of the two persons, and 113 female students were asked to reject one of the two. They were also asked to infer which person the other members of their group would choose or reject. The results were that our participants chose and rejected the person with positive and negative dimensions in the self-decision condition, whereas they inferred that other members would choose the average person. These imply that self-critical bias may reflect an adaptive strategy as to the selection of persons.
- 日本社会心理学会の論文
- 2006-02-08
著者
-
西岡 美和
甲南女子大学
-
谷口 淳一
大阪国際大学人間科学部
-
山 祐嗣
神戸女学院大人間科学部
-
山 祐嗣
神戸女学院大学人間科学部
-
川崎 弥生
神戸女学院大学人間科学研究科
-
堀下 智子
大阪大学大学院人間科学研究科
-
山 裕嗣
神戸女学院大学人間科学部
-
西岡 美和
甲南女子大学人文科学総合研究科
-
谷口 淳一
大阪国際大学
-
西岡 美和
甲南女子大学大学院
関連論文
- PF027 自叙写真にもとづくパーソナリティの推測 : 擬態語と5因子特性語による評定と自由記述の分析
- PF2-55 対人場面における擬態語使用の効果について(測定・評価)
- PD1-48 擬態語を用いた性格の自己評定と他者評定(人格)
- PD1-47 自叙写真を用いた性格判断にみられる擬態語使用の特徴(人格)
- 性格記述語としての擬態語--語群の構成及び解釈
- 異性との親密な関係における自己呈示動機の検討
- 直説法的Wason選択課題におけるバイアスをどのように説明できるか?
- 28.親を亡くした遺児の心理的ケア(一般演題)(第25回日本心身医学会近畿地方会演題抄録)
- 人物選択における選好と拒否 : 自己批判バイアスの一説明
- 虚記憶の生成過程について : 日本語リストを用いたRoediger & McDermott(1995,実験2)の追試
- 高い確率で虚記憶を生成するDRMパラダイムのための日本語リストの作成
- 虚記憶を生成する連想に警告が与える影響
- 因果推論を上位目標とした意思決定としてのWason選択課題
- 提示色および鮮明さ判断からみる虚記憶の性質(発表要旨,日本動物心理学会第61回大会・日本基礎心理学会第20回大会合同大会)
- リスト連想価が虚再生に与える影響
- 提示時間が実際の記憶と虚記憶とに与える影響(研究発表D,VII.第19回大会発表要旨)
- Wason選択課題における潜在的な希有仮定による認識効用 (1 因果推論をめぐって)
- 直接法的Wason選択課題におけるバイアスをめぐって
- 虚記憶と実際の記憶とは本当に区別できないのか? : Roediger & McDermott (1995)のパラダイムを用いた検討(研究発表F,AVプレゼンテーション,VII.第18回大会発表要旨)
- Wason選択課題における選択の主観的理由
- Wason選択課題における選択の主観的理由
- 条件真理表構成課題解決における否定成分と構成順序の効果
- 条件推理における否定辞によるバイアス
- 線形3段論法的推理において構成される表象
- 「三名辞系列問題の解決過程に関する研究」(博士論文要旨・修士論文題目)
- 演繹の認知的モデル (推論--「黄昏の領域」の定式化)
- 児童における線形序列構成の発達と熟達
- 三名辞系列問題の解決に及ぼす練習効果
- 3名辞系列問題の解決モデルの検討
- 3名辞系列問題の解決における方略
- 非言語的コミュニケーションによる対人関係の解読 : 社会的スキルとパーソナリティの関連から
- 非言語的コミュニケーションによる対人関係の解読 : 社会的スキルとパーソナリティの関連から(一般セッション,コミュニケーション・共生及び一般)
- 非言語的コミュニケーションによる対人関係の解読 : 社会的スキルとパーソナリティの関連から(一般セッション,コミュニケーション・共生及び一般)
- 11 Aptitude process : 情報処理能力の個人差と教授方法(自主シンポジウム)
- 恋人関係における自己呈示は自己確証的か自己高揚的か
- 主観的期待効用モデルによるリスクテーキング行動の分析の試み--楽観性特性とリスク認知・行動の関係
- 模擬社会における状況要因と地域要因の効果―手続き的公正評価,分配評価,状況への満足度の変化―
- 性格特性語の社会的評価と個人的評価 : 個人内での社会的評価と個人的評価の相関(人間科学研究編,心理学専攻)
- 社会的な評価と個人的な評価を分離する場合のあいまいな語の有効性について(心理学専攻)
- 潜在的な連想と顕在的な連想が生成する虚記憶に保持時間が与える影響(日本基礎心理学会第23回大会,大会発表要旨)
- PB064 大学新入生の友人関係と孤独感の変化との関連(1)(ポスター発表B,研究発表)
- 自己評定に要する反応時間と自尊感情との関係
- 女子大学生における高脂肪食品に対する潜在的態度の検討
- 自他の性格評定に使用可能な擬態語性格尺度の構成
- The Gitaigo Personality Scale for description of self and others
- 性格記述語としての擬態語--語群の構成及び解釈
- PC025 擬態語による性格記述にみられる性差 : 性別に結びついた評価枠組みを視野に入れて(ポスター発表C,研究発表)
- PB002 教師の叱りに対する中学生の認知(ポスター発表B,研究発表)
- PD-108 擬態語性格尺度短縮版の作成(1) : 項目選択と尺度構成(測定・評価,ポスター発表)
- PD-024 親密な友人関係における性格の認知(1) : 擬態語性格尺度を用いた自己・他者の評定の平均と相関(人格,ポスター発表)
- PD-110 擬態語性格尺度短縮版の作成(3) : 5因子性格検査(FFPQ)との相関(測定・評価,ポスター発表)
- PD-109 擬態語性格尺度短縮版の作成(2) : 性差と評定対象(自己-他者)による差(測定・評価,ポスター発表)