北海道新篠津村の成人歯科健康診断における口腔内状況の6年間の推移
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概要
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平成元年から平成6年にかけて北海道新篠津村成人住民(40歳代・50歳代)を対象に,視診型歯科健康診査を行い,6年間の成績について年齢別・性別に比較検討し,以下の結果を得た。1.この6年間で1人平均喪失歯数は,40歳代で2.0歯,50歳代で1.3歯ずつ減少した。2.全体で最大コード(CPITN MAX)が4の者が41.2%から11.9%に減少し,0の者が6.5%から20.7%に増加した。3.歯磨き状況については,6年間で91.7%から94.8%の者が毎日1度は歯を磨くことが認められた。4.補綴使用状況についてみると,可撤性有床義歯の40歳代使用者の割合は,ここ2年で減少傾向にあるが,50歳代では,平成6年度が最も高い値を示した。また固定式架橋義歯においては40歳代において6年間で上昇傾向にあり,50歳代では平成5年が最も使用率が高かった。これらのことより,本研究の対象者である40歳代および50歳代の住民の口腔保健状態は明らかにこの6年間に改善傾向が認められ,本健診事業が有効に作用したことが示唆された。
- 有限責任中間法人日本口腔衛生学会の論文
- 1997-07-30
著者
-
磯山 永次郎
北海道医療大学歯学部口腔衛生学講座
-
和田 聖一
北海道保健福祉部
-
広瀬 公治
北海道医療大学歯学部口腔衛生学講座
-
水谷 博幸
北海道医療大学歯学部口腔衛生学講座
-
広瀬 公治
奥羽大学歯学部口腔衛生学講座
-
三浦 宏子
北海道医療大学歯学部口腔衛生学講座
-
上田 五男
北海道医療大学歯学部口腔衛生学講座
-
廣瀬 公治
北海道医療大学歯学部口腔衛生学講座
-
広瀬 公治
奥羽大・歯・口腔衛生
-
広瀬 公治
奥羽大学 歯学部口腔衛生学講座
-
廣瀬 公治
北医療大・歯・口腔衛生
-
花田 日出夫
北海道室蘭保健所
-
三浦 宏子
東京大学大学院医学研究科
-
水谷 博幸
北海道医療大学歯学部口腔構造・機能発育学系保健衛生学分野
-
花田 日出夫
室蘭保健所
-
三浦 宏子
九州保健福祉大学保健科学部言語聴覚療法学科
-
梅影 泰光
北海道医療大学歯学部口腔衛生学講座
-
菊池 宏之
北海道医療大学歯学部口腔衛生学講座
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