重症心身障害児(者)に合併する呼吸障害に対する呼吸理学療法の効果の換気力学的観点からの検討

元データ 1999-05-31 社団法人日本理学療法士協会

概要

本研究の目的は, 成人の肺機能メカニクスの評価法として用いられている食道・胃内圧測定法を呼吸障害を呈する重症心身障害児(者)に適用し, 換気力学的観点から呼吸障害を客観的定量的に評価することと, 呼吸理学療法が呼吸状態を改善させる機構を明らかにすることである。呼吸障害を呈する重症心身障害児(者)8名において, 食道・胃内圧, 経皮ガス分圧, パルスオキシメータによる酸素飽和度および脈拍を連続的にモニターし, 呼吸介助手技を2∿4分間施工した。手技5分後に, 安静呼気位の食道内圧, 経横隔膜圧差, 経皮炭酸ガス分圧が有意に減少し, 経皮酸素分圧が有意に増加した。重症心身障害児(者)に対する呼吸理学療法が呼吸状態を改善させる機構として, 手技後に胸壁の筋緊張がゆるみ胸郭の拡張性が増し, より少ない呼吸筋収縮力で有効な換気が行われることが推察された。

著者

山口 明 桐朋学園 音楽部門
吉野 克樹 東京女子医科大学第1内科
山口 明 国立精神・神経センター武蔵病院
佐々木 征行 国立精神・神経センター病院小児神経科
高嶋 幸男 国立精神・神経センター武蔵柄院・小児神経科
佐々木 征行 精神・神経医療研究センター病院 小児神経科
高嶋 幸男 国立精神・神経センター 神経研究所
貞森 エリ子 国立精神・神経センター神経研究所武蔵病院リハ部
金子 断行 国立精神・神経センター神経研究所武蔵病院リハ部
平野 悟 国立精神・神経センター神経研究所疾病研究第二部
佐々木 征行 国立精神・神経センター武蔵病院小児神経科
吉野 克樹 東京女子医科大学第一内科
吉野 克樹 東京女子医大・内1
貞森 エリ子 順天堂大学医学部附属順天堂医院リハビリテーション室
金子 断行 国立精神・神経センター武蔵病院リハビリテーション部
山口 明 国立精神・神経センター武蔵病院リハビリテーション部
山口 明 国立精神神経センター
平野 悟 国立精神・神経センター武蔵病院小児神経科
高嶋 幸男 国立精神・神経センター
平野 悟 国立精神・神経センター 武蔵病院小児神経科

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