Cryptosporidiumのオーシストに対する熱処理による殺減効果
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概要
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Cryptosporidiumオーシストに対する熱処理による殺滅効果を調べるためにCryptosporidium parvum,Cryptosporidium murisおよびニワトリ由来Cryptosporidium sp.のオーシストに対して50℃,55℃,60℃および70℃に設定した湯に5,15,30と60秒間の熱感作を行ない,ただちに冷水に混ぜた.これら熱感作オーシストの感染性を調べるために,マウスとニワトリに経口投与してその後におけるオーシストの排泄状況を調べた.その結果,C.parvumとニワトリ由来C.sp.では55℃(30秒以上),60℃(15秒以上)および70℃(5秒以上)で,C.murisでは55℃(15秒以上),60℃(15秒以上)および70℃(5秒以上)で感作オーシストを投与した宿主からはいずれもオーシストの排泄が認められず感染性は失われることが示唆された.
- 社団法人日本獣医学会の論文
- 2002-03-25
著者
-
春木 宏介
杏林大学医学部感染症学講座(寄生虫学)
-
藤野 隆志
杏林大学医学部微生物学教室
-
小林 富美恵
杏林大学医学部熱帯病・寄生虫学教室
-
松井 利博
杏林大学医学部寄生虫学教室
-
辻 守康
杏林大学医学部感染症学講座(寄生虫学)
-
辻 守康
杏林大学医学部熱帯病・寄生虫学
-
辻 守康
杏林大・寄生虫学
-
藤野 隆志
杏林大学医学部感染症学講座
-
春木 宏介
杏林大学医学部感染症学・リバプール大学医学部臨床薬理学教室
-
吉野 由希子
杏林大学保健学部
-
加島 準子
日本寄生虫予防会調査研究部
-
小林 富美恵
杏林大学医学部感染症学講座
-
小林 富美恵
杏林大学医学部感染症学講座(寄生虫学)
-
辻 守康
杏林大学医学部感染症学講座
-
松井 利博
Nippon Veterinary And Animal Sci. Univ. Tokyo Jpn
-
Tsuji M
Kyorin Univ. School Of Medicine Tokyo Jpn
-
加島 準子
日本寄生虫予防会
-
辻 守康
杏林大学医学部寄生虫学
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