マウスまたはニワトリ寄生Cryptosporidiumの体内発育期原虫の感染性
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概要
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マウスにCryptosporidium murisのオーシストを経口投与し, 2, 4, 6, 8, 10日目に剖検した. 6日目まで寄生部位の胃にはオーシストが検出されなかった. これらマウスの胃の乳剤を新たなマウスに経口投与した結呆, 6日目以降の乳剤を投与したマウスからオーシストの排泄が認められた. 同様に, ニワトりにCryptosporidium muris sp.のオーシストを経口投与した後, 1日から6日目まで毎日剖検して, 寄生部位のファブリキウス嚢の乳剤を新たなニワトリに経口投与した. オーシストが検出されなかった4日目とそれ以降の乳剤を投与したニワトりからオーシストの排泄が認められた. 以上の結果から, C.morisとニワトリ由来のCryptosporidium sp.における体内発育期原虫は宿主に対して感染性を示すことが明らかになった.
- 社団法人日本獣医学会の論文
- 1999-05-25
著者
-
藤野 隆志
杏林大学医学部微生物学教室
-
松井 利博
杏林大学医学部寄生虫学教室
-
辻 守康
杏林大学医学部感染症学講座(寄生虫学)
-
辻 守康
杏林大学医学部熱帯病・寄生虫学
-
辻 守康
杏林大・寄生虫学
-
藤野 隆志
杏林大学医学部感染症学講座
-
辻 守康
杏林大学医学部感染症学講座
-
松井 利博
Nippon Veterinary And Animal Sci. Univ. Tokyo Jpn
-
Tsuji M
Kyorin Univ. School Of Medicine Tokyo Jpn
-
辻 守康
杏林大学医学部寄生虫学
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