安定同位体^<50>Cr標識法を用いて測定された Theileria sergenti 感染牛の赤血球寿命の短縮
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概要
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Theileria sergenti 感染牛における貧血の成因について, in vivoでの赤血球寿命に視点を定め, 検討した. 赤血球寿命の測定には安定同位体^<50>Cr標識法を用いた. その結果, (1)T. sergenti感染牛の赤血球寿命は非感染牛赤血球のそれに比べて著しく短く, 標識赤血球移入後4日目の標識赤血球の残存率は非感染牛での86.0%に対し感染牛では25.7%であった. (2)感染牛における原虫非寄生赤血球の寿命は寄生赤血球のものとほぼ同程度に短縮していたことから, 原虫寄生と赤血球寿命短縮の間に明らかな関係はないことが示された.
- 社団法人日本獣医学会の論文
- 1991-06-15
著者
-
伊藤 伸彦
北里大学獣医畜産学部
-
伊藤 伸彦
北里大学獣医学部
-
伊藤 伸彦
北里大学獣医畜産学部獣医放射線学講座
-
伊藤 伸彦
北里大学獣医放射線学研究室
-
八木 行雄
農林水産省家畜衛生試験場
-
八木 行維
農林水産省家畜衛生試験場総合診断研究部
-
椚山 巌
北里大学獣医畜産学部家畜放射線教室
-
椚山 巌
北里大学獣医畜産学部獣医放射線学講座
-
八木 行雄
農林水産省家畜衛生試験場統合診断研究部
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