達成目標を指示することによる作業成果の変化について(単独作業の場合) : 企業における部門目標の設定に関する研究(第4報)
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概要
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一つの部門の目標を達成するためには, マネジャーは部門内にいくつかのプロジェクトを選定し, それぞれについて成果の分布を推測し, そこから達成確率を考慮した目標をそれら各プロジェクトに指示する必要がある.しかしながら, 目標指示という刺激が与えられることによって, プロジェクト担当者はそれに近づけようと努力するため, 実現する成果はマネジャーが推測した分布とは多かれ少なかれ変化することが考えられる.したがって, マネジャーが部門の目標を所期の確率で達成しようとするためには, このような目標指示による成果の分布変化の状態を解明する必要がある.本研究は, 単独作業で単純な手作業を対象として, 基準努力による作業成果の分布に対しいいくつかの水準の目標を設定し, それらを指示することによる分布変化を実験的に明らかにし, 目標設定に資するものである.
- 社団法人日本経営工学会の論文
- 1979-12-31
著者
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